チャイルドマインダーとひとくちにいっても、仕事のスタイルが複数あります。
自分にはどのような働き方が適しているのか、あらかじめ把握しておくと良いでしょう。
仕事のスタイルを考えるときに、次の3つの切り口で見ると整理がしやすいと思います。
- 働く場所
- 関わる人
- お金の流れと契約
これらは密接に関連していて、1つを優先して決めると、自ずと他の2つは決まるケースもありますし、更に選択肢が残されているケースもあります。
では順番に関連付けてご説明します。
チャイルドマインダーが働く場所
大きく分けると、お子さんたちが自分の居るところへやってくるのか、自分がお子さんたちの居るところへ出向くのかの違いがあります。
前者は、自宅を仕事場として在宅のままお子さんたちを受け入れる、もしくは主体となって専用の施設を用意して受け入れる形です。
自分が出向く場合の行き先は、エンドユーザーであるお子さんの自宅、企業が社員の子育てのために運営している保育室や託児所など、そして最後に他者が経営している施設があります。
チャイルドマインダーが関わる人
在宅のまま、自宅に用意した保育ルームで子供を預かる場合は、ほとんど一人で、あるいは家族と協力しあって行うことになるでしょう。
専用の施設を用意するケースは、自宅利用よりも収入を増やさなければなりませんので、同じ仲間を集めて契約するとか、初めから共同事業としてグループで経営することが想定されます。
もしかするとフランチャイズのような形も出来てくるかもしれません。
自分が出向く訪問型の場合は、直接エンドユーザーである親御さんとだけで完結している場合や、どこかの企業や団体に所属してお仕事を頂くがあります。
行き先が託児所であっても同じで、直接その運営者と契約する場合と、派遣される場合があるでしょう。
また、他者が経営する専用施設で働くということは、そこの専属スタッフになるということになりますね。
チャイルドマインダーのお金の流れと契約
場所に関わらず、利用者と直接契約する場合は収入も多くなる反面、当然リスクや責任も伴ってきます。
どこかから仕事を頂く場合は業務委託契約などを取り交わすことになるでしょう。
手数料は取られますが、やることやリスクは軽減します。
完全に雇われて仕事をする場合は、雇用契約でお給料を頂くことになって、これは会社員のスタイルと同じですね。
ヒューマンアカデミーで認定取得して、ヒューマンアカデミー直営の社員でチャイルドマインダーになるという選択も可能です。
現在の制約条件で考えなくても、資格を取得したり、研修に参加したりする過程で、協力し合える人も出てきますので、柔軟に考えましょう。
子供が好きとか育児経験を活かしたいとか、家族との時間も大切にしたいといった、自分にとって大事なことを優先するほうが、無理なく楽しく長続きするのではないかと思います。