チャイルドマインダーの開業準備
チャイルドマインダーの基本形は、やはり自宅などに保育ルームを作って、お子さんを預かるというスタイルです。
少人数で家庭的保育を密に行うという趣旨に一番適していますし、利用時間などのサービス内容を、自分や家族のことも考慮して自由に決められるメリットがあります。
自宅を使えば初期投資も最低限に抑えられますね。
個人事業主としてスモールスタートしたり、中にはグループで共同事業化するケースもあるでしょう。
いずれにしても、大事な子供さんを預かるわけですから、適切な準備を行い、安全対策などの基準を満たして、届け出も行わなければなりません。
ちょっと友人の子供を預かるのとはわけが違いますし、自宅だからしなくてもよいということは何もないのです。
環境・設備
まず安全面では、出入り口への防護柵の設置と、家具類の転倒防止策は必須です。
それから温度と湿度を適切にキープする空調設備も必要で、除菌などの衛生面での対策も万全でなくてはなりません。
契約・届け出
設備を整えた上で、損害賠償責任保険と傷害保険(チャイルドマインダー向けの専用保険があります)へ、加入することも必須です。
お客さまを集める前には当然、料金体系を決めたり、契約書や同意書の準備もしておかなければなりません。
そして、自治体の役所で、開業に必要な届け出を行いましょう。
集客
また、独立するのですから、集客も開業前から行わなければなりません。
Facebookなどのソーシャルメディアや、ホームページ、ブログの活用、地域でのポスティングなど地道な作業も重要です。
いろいろ書くと大変そうですが、ヒューマンアカデミーなどの資格取得する団体で、独立のためのサポートも行っていますので、あまり今から心配することもありません。
何よりも、決断して最初の一歩を踏み出すことが、一番大切と思います。